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豊洲新市場/業界団体と調整本格化/ロードマップより開場半年ずれ込み

 豊洲市場移転に関係する局長らを一堂に集めた関係局長会議が21日に都庁第一本庁舎で開かれ、2018年春から秋をめどに移転に向けた環境が整うことが報告された。昨年11月に小池知事が示したロードマップと比べて半年程度の遅れが生じている。移転時期は業界団体と協議して決めるが、調整が難航する恐れもあり、五輪時の駐車場としての利用や環状2号線の整備が控える中、来春に移転できるかが焦点だ。
 豊洲新市場への移転を実現するには、環境アセスメントや農林水産相への認可手続きなどをクリアする必要がある。新市場の環境アセスは、施設下に盛り土がある前提で環境局に提出しており、盛り土を地下空間に書き換えるとともに、新たな地下水対策工事を盛り込んだ変更届を8月中旬までに提出する方針。その後、環境影響評価審議会で環境に及ぼす影響を審議し、結論が出るまでには1~2カ月かかる。
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