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五輪輸送計画/日本初の交通需要マネジメント/本格稼働へ専門家が提言案

  東京五輪の交通輸送について、交通工学など専門的見地から検討を進めている東京五輪交通輸送技術検討会の第2回会合が10日、虎ノ門ヒルズで開かれ、大会時の交通量を平日より約15%減少させるなど交通管理に関する提言案を示した。対策の柱は、本格的な実施が日本初となる交通需要マネジメント(TDM)による交通量の抑制・分散化だ。企業や住民に対し、大会期間中の交通利用の取りやめや時間帯をずらすよう働き掛ける。
 五輪交通輸送計画の狙いは、日常的な都市活動と大会輸送との両立だ。
 今回の提言案では、交通量の削減目標15%のうち、TDMによる一般車両の交通抑制で10%程度を見込み、車線数の制限など状況に応じて交通需給を調整する交通システムマネジメント(TSM)を併せた部分的・局所的な交通分散・抑制で残り5%を積み上げる。対象は一般道路を含めた首都圏全域。
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