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東京最前線/識者に聞く/女性視点の災害対策/求められる「支援者への支援」/減災と男女共同参画研修推進センター共同代表 浅野幸子さん

  14日に発災から2年を迎える熊本地震では、住民のニーズ集約や応援職員の事前調整など、女性視点の欠如による避難所でのトラブルなどが発生した。熊本の経験から何を学べるのか。女性視点の地域防災活動を専門とする減災と男女共同参画研修推進センターの浅野幸子共同代表に聞いた。
 ─女性視点の災害対策の現状を教えてください。
 女性だけが避難所で炊き出しを担うなど性別役割が災害時に固定・強化されてしまう問題や、災害対策の意思決定の場に女性が圧倒的に少ないなど構造的な背景がある。例えば避難所運営では、自治会・町会の役員がほぼ男性のため結果的に男性主導となり、女性の悩み事や育児・介護関係の相談がしにくくなる。女性が声を上げられないと犠牲になるのは女性が日常ケアしている高齢者や持病のある人、子供や赤ちゃんなどの社会的弱者だ。女性視点は女性自身だけでなく「ケアの問題」そのものだと言える。
 
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