| 災害情報のあり方/令和5年台風2号で考える/東京都議会議員・令和防災研究所理事 早坂義弘 令和5年台風2号で、杉並区は崖崩れの恐れのある105世帯(200人)に避難指示を発令したが、実際に近くの避難所へ避難した人はひとりもいなかった。杉並区が避難指示を発令したのは今回が初めてのことだったとはいえ、避難者がゼロだったという結果は重い。そこで6月3日午前2時15分に杉並区が発令した避難指示を例に、情報共有と避難行動について考えてみよう。 ひとりも避難しなかったことに関して、二つの可能性がある。一つは避難指示が住民に伝わらなかった可能性。もう一つは伝わったが避難行動に結びつかなかった可能性だ。 ◆都政新報・電子版(http://www.tosei-d.com/)にご登録(有料)することで全文をお読みいただけます。
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