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東京都下水道環境対策特集/温室効果ガス削減で先導的役割/2020年度で25%以上削減へ/電力使用削減の取り組みも

下水道局は、都民の日常生活や都市活動から排出される1日あたり約550万立方メートルの汚水を奇麗にして川や海に戻すほ
か、道路や宅地に降った雨水を速やかに排除するなど、安全で快適な生活環境の確保や水循環の形成に不可欠な役割を担っている。一方、汚水の処理や雨水の排除には大量の電力を要し、都内の年間電力使用量の約1%に相当する約10億キロワットを消費している。また、都庁全体の約4割を占める温室効果ガスを排出するなど、地球温暖化防止に対して大きな責務を果たす必要がある。
 下水道局では2004年に下水道事業における地球温暖化防止計画「アースプラン2004」を策定し、新技術の開発・導入などの先駆的な取り組みにより下水道事業から発生する温室効果ガスの削減を進めてきた。
 今後も、下水の処理水質の向上や頻発する集中豪雨や局地的な大雨への対応など、新たな課題への対応に伴う温室効果ガスの排出量の増加が見込まれることから、「アースプラン2004」を継承し、下水道事業における地球温暖化防止の新たな道筋を示す「アースプラン2010」を10年2月に策定し、都の温室効果ガス削減対策の先導的役割を果たしていく。
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