| 2024年新春インタビュー/女性活躍 この人に聞く~多摩26市の現場から/東大和市 和地仁美市長/女性の力、生産性向上に不可欠 昨年の統一地方選では区部で女性の躍進が目立ったのに対し、26市では東大和市で和地仁美市長が就任したものの、昨年末時点で女性市長は2市にとどまる。26市でも女性の副市長・教育長が手腕を振るう自治体が増え、行政現場が抱かれがちな「男社会」のイメージは着実に変わりつつあるが、管理監督職の女性比率や男性職員の育休取得率など、まだまだ道半ばの印象は否めない。現在の女性活躍の現状や課題などを当事者はどう考えるか。女性の市長2人と副市長1人に話を聞いた。
■東大和市/和地仁美市長/女性の力、生産性向上に不可欠 昨年4月の市長選に初当選するまでに、小学校の臨時教諭や食品スーパーの店長、外資系企業の人事部長、市議など様々な職歴を経てきたが、これまでに「女性ゆえのハードルは経験したことがない」という。 大学卒業から民間企業勤務時代は、まだまだ「家事や育児は女性の仕事」という意識が色濃く、臨時教諭からベンチャー企業の社長秘書に転身した際には、「結婚退職か昇進か、今のうちに考えておいた方が良い」と言われた。当時は年功序列のない実力主義のベンチャー企業でキャリアを積み重ねることに魅力を感じており、仕事を最優先とすることに迷いはなく、成果が正当に評価されて昇進もかなう職場に不満はなかった。 ◆都政新報・電子版(http://www.tosei-d.com/)にご登録(有料)することで全文をお読みいただけます。
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