| 有事の兵法~検証・小池都政(15)/脱炭素の切り札/走りながらまくレガシーの種 「今、必死でかき集めているところです」─。2022年秋、環境局が確保を急いでいたのは太陽光パネルだ。小池知事が打ち出した目標は、2030年にCO2排出量を半減させる「カーボンハーフ」。局側は26年度末までに都有施設に5万6千キロワット分の太陽光パネルを設置する目標を掲げたが、折しも世界は深刻な半導体不足に見舞われ、半導体を材料とする太陽光パネルも品薄になっていた。 太陽光パネル設置の目標数は、カーボンハーフ達成のために必要なCO2削減量の何割に当たるかなど、数値的な試算に基づいているわけではない。局側は「とにかく、まずは設置しなければ」と、目標に向かって遮二無二動いている様子がうかがえた。 ◆都政新報・電子版(http://www.tosei-d.com/)にご登録(有料)することで全文をお読みいただけます。
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