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都議会第1回定例会 記者座談会/知事と議会 双方に透ける配慮

 都議会第1回定例会は26日に予算特別委員会の締めくくり総括質疑を控え、終盤戦に入っている。この間、築地市場(中央区)の移転や新銀行東京、五輪招致と共に、民主党が提案している「がん対策推進条例」や東京電力の値上げ問題などについても議論が交わされた。本紙担当記者による座談会で振り返った。

 ─予算特別委員会で印象に残ったことは?
 A オール与党かと思わせる議会だった。民主の追及はすっかり影を潜め、「知事の任期はまだ
1年間も終わっていない。十分に頑張って」「生きているかどうか分からぬ」というやり取りもあった。
 B 議会側は、知事におもねるとまでは言わないまでも、配慮と言うか気遣いがあった。選挙を意識してか、いい答弁を引き出したいというのが見え見えだった。
 C その点は知事も同じだ。民主のアイデアに「ぜひやろう」と前向きな姿勢を示したり、自民の質問を「卓抜な提案」と評価したり。公明には予定外の知事答弁に立つ場面もあった。しかし、前進答弁の数と質で言えば、民主は自公に及ばず、立ち位置が非常に中途半端になった。「都政新報・電子版」(http://www.tosei-d.com/)にご登録頂くと全文をお読み頂けます。


 


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