都政新報

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論壇／ふるさと納税の欠陥／地方創生の切り札になり得ず

　総務省が２日に発表したふるさと納税の２０２３年度実績では、全国自治体への寄付金総額が約１兆１１７５億円で初めて１兆円を超過しただけでなく、利用者数も初めて約１千万人を突破した。納税者が寄付の見返りに返礼品を受け取れるため、寄付総額も利用者数も天井知らずの状態となっている。
　そもそも、ふるさと納税制度は人口減少地域の税収減対策や地方創生などを主目的にスタートしたが、地方税財政制度の本質から国民の目を欺く重大な欠陥もある。

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