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都建設局／河川護岸崩落で修復急務／対応雨量引き上げ用地買収で苦慮

　８月に関東地方を襲った台風１０号の影響で、八王子市と日野市を流れる谷地川で一部の護岸が崩落する被害が発生した。この護岸は実は、都建設局が今年度に策定した「堤防・護岸の予防保全計画」で「経年劣化があるものの問題はない」との評価を受けていたが、対応能力を超える豪雨を受けて損傷。同局は現在、「豪雨対策基本方針」に基づき、対応降雨量を引き上げるために河川設備の整備を進めているが、旧計画の水準に満たない施設も多く、同局幹部は「予算やマンパワーが限られる中で、整備は容易には進められない」と打ち明ける。

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