都下水道局/モンゴルで下水道の技術指導/老朽化、極寒…課題も多く 都下水道局は今年度から3年間、モンゴルの首都・ウランバートル市の上下水道公社(USUG)に対する技術支援を行っている。人口の急増や設備の老朽化に悩む公社職員に対し、現地での技術指導のほか、都に招いて施設見学を実施。凍結防止のため日本よりも深い位置に下水道管が埋設されているなど課題も多いが、担当職員は「3年間という短い間で、しっかりと技術を伝えていきたい」と意気込む。
都下水道局は7月上旬に同局と東京都下水道サービス(株)(TGS)の職員、計11人をウランバートル市に派遣したほか、同下旬から8月にかけてはUSUGの職員を日本に招待した。開発途上国の技術支援を行う国際協力機構(JICA)の「草の根技術協力事業」の一環で、同局が事業に参画するのは2017年度のマレーシアに続く2例目となる。
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