| 江戸を未来に~世界遺産登録へのハードル(1)/3期目の難題/江戸文化の証拠担保課題に/富士山参考、文化発信がカギ 「浮世絵や歌舞伎、増上寺、江戸城の石垣などがあるが、今でいうSDGsのような考え方もまとめられるのではないか」─。小池知事は昨年6月、知事選政策を発表する記者会見で、江戸文化の世界遺産登録を目指すとし、こんなアイデアを披歴した。 「江戸の価値」を当時の生活に目を向けて発信することで、「世界から注目を集められる」というのが知事の発想。例えば、江戸時代には着物を再利用して風呂敷や布団に作り直すなどしており、小池知事の関心が強い「エコ」の側面も海外に発信しようというわけだ。
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