論壇/2025年の都政/バラマキ施策はひと段落?/過去のしがらみ、脱皮の年に 今年は東北地方の大雪を除けば、昨年のような災害や大事故もなく、比較的穏やかな年明けを迎えた。 ここ数年、知事の新年あいさつで、018サポートや高校授業料の無償化などインパクトのある施策をお披露目して世間の注目を集めたが、今年はさほど驚くような内容はなかった。海外留学費や無痛分娩への支援などが辛うじて注目を集めたが、前年までと比べると小粒な印象もある。 無痛分娩支援は近い将来、出産費用自体が医療保険適用になる動きに比べれば対象は限定的だ。また、海外留学費支援はかえって優秀な人材の国外流出(高度成長期に地方出身者が東京の大学に進学し、そのまま都内企業に就職したことから、地方衰退につながったことの国際版とも言える)につながりかねない面もある。今後、都議選に向けて何らかのインパクトある施策を打ち出す可能性はあるものの、従来のようなバラマキ的施策も一段落といったところだろうか。
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