| ゼロカーボンへの道~東京の現在地(2)/千代田区ゼロカーボン推進技監 川又孝太郎/地域主体の原動力/ドイツはなぜ再エネが進んだか/「街の会社」がインフラ管理 私は2015年から3年間、ドイツの日本大使館に勤務し、再生可能エネルギー(再エネ)の先進的な取り組みを学んだ。ドイツは連邦国家で、州政府の権限が強い。都市も自治の意識が高く、余談だが、街ごとに地ビールがあり、スーパーでは100種類以上が売られている。00年にドイツで再エネを一定の価格で買い取る制度(FIT制度)が始まると、地域主導で再エネの普及が進んだ。
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