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スカイツリーの足元 「千載一遇」に賭ける墨田区(1)/すみだの「価値」を発信/地域ブランド戦略

 町工場が建ち並ぶ墨田区本所。ここに(株)伊藤バインダリーは拠点を構える。本業はチラシやパンフレットの製本。従業員10人の小さな企業だが、実はニューヨーク近代美術館(MoMA)で独自商品を販売するというもう一つの顔がある。
 紙を美しく真っすぐに断裁する製本技術を応用して開発した「上質メモブロック」と、デッサンなどに便利な表紙のないスケッチブック「ドローイングパッド」を2009年に発売。品質とデザイン性が高く評価され、10年度グッドデザイン賞を受賞した。昨年秋からMoMAで販売され、今年1月にはパリで開催された国際見本市に出展を果たしている。
 国際的に注目を集める商品が誕生したきっかけは、墨田区の「地域ブランド戦略」事業だ。区は東京スカイツリーの開業を起爆剤に、「ものづくりのまち・墨田」をPRしようと同事業を企画。その一環として、製造業者とクリエーターのコラボレーションによる商品開発を支援しており、伊藤バインダリーもこの企画で新商品を開発した。「都政新報・電子版」(http://www.tosei-d.com/)にご登録頂くと全文をお読み頂けます。



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