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小笠原諸島/定期船の来島者 年間3万人に/自然保護、公共工事に影響も/修学旅行受け入れを/外来種駆除も複雑に/有識者からは注文も

 小笠原諸島の世界自然遺産登録に伴い、定期船「おがさわら丸」による来島者数が11年度は3万人を超えることが、都小笠原支庁の『世界自然遺産白書』で分かった。観光客数が増える中、世界遺産効果に頼るだけでいいのか、自然環境を保全し次世代に引き継ぐ観点から検討すべき時期に来ている。一方、島内の公共工事について、自然保護の観点で、有識者から「このまま工事を続けていいのか」という意見が出るなど、新たな課題も。世界自然遺産の「その後」を追った。

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