公務職場~採用戦線2025(3)/形骸化する人物試験/見透かされている面接/公務員予備校講師 寺本康之 現在、公務員試験改革が進む中で、筆記試験を簡易化し、人物試験を特に重視して採用活動を行う地方自治体が増えていることはこれまで繰り返し述べてきた。しかし一方で、若手の離職が増えてきているというニュースは官民問わず世間をにぎわせている。 このような現状を踏まえると、自治体としては人物試験を通して、有能でかつ長く目標を持って公務に貢献してくれる人材を見抜く術を身に付けていかなければならない。 ただ、現状はどうであろうか。コンプライアンスの観点から以前よりも個人的なことを深く聞くことが難しくなり、また、昔のように一見すると圧迫と取られるような厳しい追求もできなくなってきている。もしそのようなことがあれば、SNSで一瞬にして拡散されてしまう世の中である。
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