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選挙ドットコム編集部に聞く(3)/ネット選挙の存在感大きく/前回都議選とは「全く別物」/候補者選考公開は「仕掛け」

 昨年の都知事選では前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏がSNSを駆使して善戦したが、6月の都議選でもその存在感はかつてなく高まりそうだ。今回は選挙ドットコムの鈴木邦和編集長と伊藤由佳莉さんにネット選挙が都議選に与えるインパクトについて聞いた。

 ─石丸新党は選挙でネットをフル活用しています。

 鈴木 これまでの選挙におけるネットの活用というのは、選挙資金・人員の配分でいうと、リソースの5%~10%を割くぐらいのマイナーな領域だったが、今や認識を大きく変える必要がある。私たちが昨年の衆院選投開票日に行った調査では、投票時に有権者が参考にするメディアとして、40代以下の全世代でネットがテレビを抑えて1位だった。また、50~60代でもネットはテレビに次いで2位であり、その差が拮抗してきている。
 この結果は、選挙の世界でもメディアシフトが起きていることを端的に示しているが、近年は特にユーチューブの波及力がすさまじい。昨年の都知事選や衆院選、兵庫県知事選のように注目度の高い選挙では、テレビのチャンネルにもう一つ、ユーチューブというチャンネルが出現し、一つのキー局よりも大きなシェアを占めるぐらい影響力が大きくなっているイメージだ。この流れは絶対に止まらない。6月の都議選でも同じ傾向が見られると思う。
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