都議選2025 カオスの主戦場~第1部 各党の盛衰(上)/団子状態/「一強」なき議会成果取り合い/各党要望、査定後にねじ込みも 3月末、都議会第1回定例会の最終本会議。自民党の小松大祐幹事長が登壇し、全ての障害者の情報取得や意思疎通を保障する「情報コミュニケーション条例」の提案理由を説明すると、真っ先に野党サイドから拍手が上がり、それはやがて議場全体に広がった。 都議会では2023年7月、プロジェクトチーム(PT)を立ち上げ、17回にわたって検討を進めてきた同条例案。同条例は自民党、都民ファーストの会、公明党、共産党、立憲民主党、ミライ会議の6会派の超党派PTで内容を検討。共同提案者として自由を守る会と4人の一人会派も加わった。
|