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首都直下地震の被害想定/死者は5割増の約9700人/区部の7割で震度6強/M8級の海溝型も想定/複合災害の可能性も

 都は18日、東日本大震災を踏まえた首都直下地震等による東京の被害想定をまとめた。東京湾北部を震源とするマグニチュード(M)7級地震を想定したケースでは、フィリピン海プレートの深さが従来の想定より浅いという最新の研究結果を基に、最大震度7の地域が出るとともに、震度6強の地域が区部の約7割に達した。死者数は最大で06年想定の5割増となる約9700人と算出。区部の木造住宅密集地域で建物崩壊や焼失などによる大きな被害が出ることが分かった。この被害想定の結果を踏まえ、都は9月までに地域防災計画の素案をまとめる予定。

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