「都が尖閣諸島購入」/石原知事、米訪問先での講演で 米ワシントンを訪問中の石原知事は16日、シンクタンクの講演で「都は尖閣諸島を買う」と表明した。年度内にも都議会に諮る考え。尖閣諸島の魚釣島、北小島、南小島は私有地で、既に埼玉県の地権者と合意しているという。予算の使途として妥当か、また、都が購入して何ができるかも論点になりそうだ。 知事は同日、「尖閣諸島の周辺は豊饒な漁場で、自然エネルギーの開発でも大きな可能性を持っている。小笠原のような豊かな自然も世界的に貴重」とのコメントを発表。「海洋国家日本の前途を開くために、この島々を舞台として様々な施策を展開すべく、購入に向けて検討に入る」と述べた。 都知事本局の担当者は「初めて聞いた話。準備していたわけではない」とし、「知事が帰国してから具体的な指示があると思う。所管部署のことも含めて検討する」と話した。「財産価格審議会」で適正価格を審査し、予定価格が2億円以上・2万平方メートル以上の土地購入契約は、都議会の議決が必要になる。 「都政新報・電子版」(http://www.tosei-d.com/)にご登録頂くと全文をお読み頂けます。
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