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目黒区長選、終盤戦へ/区民に訴え届くか?

 目黒区長選の投開票まであと2日。各陣営の動きを追った。
 「これまでの事務所開きの中では、最も多くの人にご参加いただいた」─。3選を目指す青木英二氏は、告示日に選挙事務所前に集まった200人を超える支持者らを前に語気を強めた。今一つ盛り上がりに欠ける区内の選挙ムードだったが、青木事務所の周りだけは熱気に包まれた。
 青木陣営は「この間の本人の地道な活動が支持を広げた」と話す。事務所開きには、青木氏を推薦する民主、公明の議員のほか、医師会など各種団体も応援に駆け付けた。選挙戦は商店街での歩行演説が中心で「反応は良い」という。
 青木氏の唯一の不安要素が自民党の動向だ。財政危機の説明責任を果たしていないなどして推薦せず、独自候補の擁立を検討。最終的には調整がつかず、自主投票となった。
 しかし、青木陣営は「現職と政策協定を結びたいと考える自民党区議もいるはず」と影響は限定的と受け止める。他の選挙関係者からも「衆院選をにらみ、自民は民主の候補者に乗れない事情もあるのだろう」との声が聞かれた。

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