7月の参院選で、大田区選挙管理委員会事務局の職員が不在者投票を二重計上し、開票時につじつま合わせのために無効票約2600票分を「水増し」していた問題で、区選管は15日、原因究明や再発防止策を検討する第三者委員会を立ち上げたと発表した。設置は2日付。
第三者委は学識経験者、弁護士、選挙事務経験者、地域の代表者の4人で構成。区選管によると、主に不正が起きたことや、担当レベルでは水増しが認知されていたにもかかわらず上長に報告が上がらなかったことなどの原因究明と再発防止策を検討する。会議は原則公開で行い、一般傍聴も可能。第1回会合は31日に開催する予定で、年度末までに調査結果を公表する考え。