| 政治家知事の関心いずこ/新党?尖閣?都政はどうなる/石原知事4期目1年 職員の声石原知事が昨年4月の都知事選挙で4期目の当選を果たしてから1年が過ぎた。この間の石原知事の言動で目立ったことと言えば、震災対策を除けば新党や尖閣諸島など国政絡みの話題が中心。「最後のご奉公」を繰り返した3期目から一転、図らずも続投となった4期目だが、その関心は既に都政にはないようにも見える。現在の石原都政をどう見るか、職員の声を聞いた。
■都に大阪持ち込むな 知事の都政への関心度は、変わっていないという感覚だ。例えば、尖閣諸島の購入も、国のために東京都は買うというロジックで、以前と国益重視は同じ。だが、都議会が購入に賛成したら、どうなるのか。反対派の市民から監査請求が出るかもしれない。購入するには、都民のために役に立つという説明付けが難しい問題がある。職員が苦労することになる。 大阪市の橋下市長との連携の可能性も取りざたされているが、国会で第三極になるには人数が必要という思いが強いのだろう。都と大阪市の連携まで発展したら、人事交流ぐらいはできるのかもしれないが、大阪市の一周遅れの改革を都に持ち込むのはやめてほしい。 (本庁部長)
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