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都局長級人事/財務、福保など枢要局が交代/今年もベテラン活用の傾向/注目される教育長人事

 局長級や総務・枢要部長の人事が中心となる都の夏期幹部異動は、局案提出を5月7日に締め切り、9日から各局ヒアリングに入る。東日本大震災や新たな被害想定を踏まえた防災対策、厳しい環境が続く財政運営などの課題に加え、国政絡みの石原知事の言動もあり、都政の布陣がどうなるか焦点となる。一昨年、昨年と59歳から局長級昇任があり、ベテランの積極活用が特徴となったが、今年も同様の起用のほか、若手の抜擢があるのか注目される。

 60歳の条例局長は、安藤立美財務局長、井澤勇治生活文化局長、杉村栄一福祉保健局長、野澤美博交通局長、松田二郎下水道局長、三橋昇議会局長の計6人でいずれも事務。
 「その他局長級」では、大井泰弘知事本局理事、藤原正久環境局次長の2人が定年を迎える。このほか、3月に三枝健二産業労働局次長が勧奨退職し、現在、空きポストになっている。
 また、59歳の「その他の局長級」は、事務で坂内顕宏総務局理事、宮下茂産業労働局理事、加藤英夫労働委員会事務局長、細野友希収用委員会事務局長の4人、技術で小川健一下水道局技監(土)がいる。
 従来、59歳夏の勧退ルールがあったが、昨夏は3人が横転し、3人が勧退となるなど、この間、業務見合いなどで柔軟な対応が図られている。

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