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脱法ハーブ対策/海外の流行を先取り/国内で広がる前に調査/都内に90店舗、ネット取引も

大麻の代用品として吸引され、幻覚作用を来すこともある「脱法ハーブ」。規制を早めるため、都福祉保健局は海外で流行している薬物の分析に着手する。脱法ハーブ対策は調査から薬事法上の規制に至るまでに長いもので1年半近くかかるが、日本での流行を見越して対策を準備する。併せて、国に薬事法上の規制を提案すると同時に、都独自に「知事指定薬物」を指定する考え。同局では、「麻薬や覚醒剤など法律で禁止する成分とは異なるため、いわゆる合法・脱法ドラッグと呼ばれているが、乱用による死亡事故を招くこともある」と注意を呼び掛ける。

 北新宿の住宅街。30、40歳代の男性2人が自宅で「脱法ハーブ」を吸う現場を取材した。
 男性は袋からつまみ出した粉末をきせるに乗せると、ライターで火をつけた。吸い込む要領は、たばこと同じだ。一人で吸うこともあれば、きせるを回し合うこともある。

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