| | 「節電の夏」スイッチＯＮ／千代田区 総電力量を１０％削減／江東区 施設ごとに節電計画夏の節電に向けた検討が各区で進んでいる。千代田区は７月と８月の節電目標値として２０１０年度比１０％の削減を掲げ、図書館の夜間休館やプール施設の休館なども実施する方針を打ち出した。また、江東区は昨夏の節電を踏まえ、施設ごとに節電計画を作成して節電に取り組む考え。他方、政府が節電に向けた対策を示しておらず、国の動きをにらみながら検討を進める区も多い。
昨夏は、東日本大震災に伴う福島第一原発事故の影響で、東京電力管内の電力供給量が逼迫。政府が掲げた「使用電力量の１５％削減」を踏まえ、各区も削減目標を設けて節電に取り組んだ。
今夏の節電の対応について、政府は今週中にも決定する考えだが、それに先んじて対応を取りまとめたのが千代田区だ。７月と８月の節電目標として、区有施設全体の総電力使用量を、１０年度比で１０％削減する考えを９日に打ち出した。
環境安全部の乙幡千枝実参事は、「今夏は昨年ほど電力が逼迫しない見通しだが、東電の需要見通しが『１０％節電』を前提にしていることを踏まえた」と話す。「都政新報・電子版」（http://www.tosei-d.com/）にご登録頂くと全文をお読み頂けます。
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