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ケースワーカーの業務と現状／帝京平成大学現代ライフ学部教授　池谷秀登

　長い間、生活保護行政の一端に携わってきた経験から、世間で生活保護が話題になった時の良い思い出は少ない。その原因の一つに、声高に議論されるものの、生活保護制度や生活保護行政への理解が不十分なように感じていたからではないかと思う。
　今回の芸能人の扶養に端を発した問題でも、生活保護ケースワーカー（以下ＣＷ）の業務量について触れられているものがあるものの、その実情についてどこまで理解されているのかは疑問である。
　そこで、本稿ではＣＷの業務と現状について若干の整理を行うこととしたい。
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ケースワーカーの業務と現状／帝京平成大学現代ライフ学部教授 池谷秀登

ケースワーカーの業務と現状／帝京平成大学現代ライフ学部教授　池谷秀登