| スポーツ祭東京2013特集/「都内全域での盛り上がりを」/地域住民の連帯意識の高まりも/東京都スポーツ振興局 岸本良一理事に聞く 来年開催される「スポーツ祭東京2013」は、第68回国民体育大会冬季大会と本大会、第13回全国障害者スポーツ大会の統一の愛称である。東京での本大会の開催は54年ぶりで、全国障害者スポーツ大会は初めての開催となる。そこで、東京都スポーツ振興局の岸本良一理事に国体招致の経緯、特色などを聞いた。
─なぜ、東京に国体を招致することになったのですか。 東京では、過去に1949年の第4回大会と1959年の第14回大会の2回、国民体育大会本大会を開催しています。 半世紀ぶりの開催となる来年の大会は、多摩地域の振興を目的に、1989年に市長会、町村会から都知事あてに要望書が提出されたことからスタートしました。 その後、2001年に東京都体育協会理事会において第68回国民体育大会招致の決定がなされ、これを受けて東京都体育協会、東京都知事、東京都教育委員会の三者連盟で、文部科学省と日本体育協会に対して開催要望書が提出されました。これを踏まえ、2008年に開催内定、2010年に開催決定されました。 このように、最初に招致を決めたときから20年以上かけて決定に至ったという経緯がありますので、現在では、多摩地域の振興だけでなく、スポーツ振興や、昨年の震災からの復興といった点でも意義のある大会となるよう、準備を進めています。 ─来年の大会の特色は、どのような点にありますか。 まず一つ目として、国民体育大会と全国障害者スポーツ大会の同時開催という点があります。 東京における国体は半世紀ぶりとなりますが、全国障害者スポーツ大会は、2001年に全国身体障害者スポーツ大会と全国知的障害者スポーツ大会が統合して誕生した大会ですので、東京では初めての開催となります。「都政新報・電子版」(http://www.tosei-d.com/)にご登録頂くと全文をお読み頂けます。
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