| 華の学園都市~街に大学がやって来る日(1)/縁と運/駅前の一等地に一目ぼれ/周りに大学生がいる街に 今年4月、足立区の北千住駅に大勢の若者の姿が目立つようになった。東口の狭い路地には吉祥寺か下北沢をほうふつとさせる「オシャレ系」の居酒屋も。地味な商店街ばかりの町が今、変わりつつある。北千住駅から徒歩1分、日本たばこ産業(JT)社宅跡地(約2・6ヘクタール)に東京電機大学がキャンパスを新設したのだ。 区内では東京未来大学などに続き4例目だが、5千人規模の大学が主要駅前に移転したインパクトは大きい。同大学の誘致が決まったのは、近藤やよい区長が就任してから1年後の08年6月。区内には当初、JTの社宅跡地にマンションの建設計画があり、設置戸数の目標まであった。 しかし、近藤区長の就任で計画は急転。話は08年3月に動き出し、区が同年5月に東京電機大とJT、土地の大部分を既に取得していた都市再生機構(UR)とを仲介。翌月には大学側がJTと土地の売買契約を、URと確認書を取り交わすという、都市計画の変更も含めて3カ月の「スピード婚」だった。「都政新報・電子版」(http://www.tosei-d.com/)にご登録頂くと全文をお読み頂けます。
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