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今週の都政新報
 

時論政論/いじめ自殺問題/大人の目が届く環境整備を

 世田谷区の三浦健康学園を取材で訪れたのは、1996年のことだった。
 品川駅から京浜急行の快特で三浦海岸駅まで1時間くらい。さらにバスで海岸沿いを走り、バス停からしばらく歩いた海の見える丘の上に、小さな校舎があった。

理想の教育
 健康学園は、肥満や気管支ぜんそく、偏食、病弱の子供を対象とし、全寮制の集団生活で健康管理をしながら、区と同様の教育を受けられる。
 23区内の学校では実現できない少人数教育が特徴。小学4年生から6年生まで、各学年10人未満だった。少人数教育はあくまで手段や結果であって、それ自体が健康学園の目的ではなかったが、そこで教える教員は少人数だからこそできる理想の教育を追い求めているのが、取材をしていてよく分かった。
 現存する健康学園は23区で中央区と豊島区しかない。三浦健康学園も既に廃止されている。折からの行革の流れで、健康学園は23区から次々と消えていった。「都政新報・電子版」(http://www.tosei-d.com/)にご登録頂くと全文をお読み頂けます。

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