| さらば作家知事~石原都政13年6カ月の末路(1)/タイミングの妙 /政局見据えた電撃辞任 石原知事が10月31日、都庁を去った。4期13年6カ月に及ぶ石原都政は、「東京から日本を変える」をスローガンに、国に先駆けた先進的な施策をはじめ、これまでの官僚組織では考えられない首都東京の可能性を示した一方、2期目後半以降は新銀行東京の経営危機や五輪招致の失敗など、都政の停滞を招いた。そして、任期半ばの突然の辞任劇。常にマスコミの注目を浴びてきた石原知事の足跡をたどり、何を受け継ぎ、何を変えるべきなのか、都政の課題をシリーズで追う。
石原知事はなぜ、この時期に辞任したのか。 前回の知事選から1年6カ月しか経っていない。知事サイドに不祥事があったわけでもないし、議会で予算が否決されたわけでもない。次の都議選は来年夏で、ダブル選挙を仕掛けるには早すぎる。 健康は良好。最近、本人は体調に神経質になっていたが、10月25日の辞任会見では「医者のお墨付きも出た」と自信を見せた。「都政新報・電子版」(http://www.tosei-d.com/)にご登録頂くと全文をお読み頂けます。
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