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今週の都政新報
 

時論政論/エレベーター事故/二度あることは三度ある

10月31日午後2時55分ごろ、石川県金沢市の「アパホテル金沢駅前」で、清掃作業員の女性が突然上昇した業務用エレベーターのかごと上部の枠に挟まれて死亡した。このエレベーターは、シンドラーエレベータ(株)(東京都江東区)が製造し、06年に港区の区民住宅「シティーハイツ竹芝」で男子高校生が死亡する事故を起こしたエレベーターと同型だった。
 06年の死亡事故を受けて、国土交通省は建築基準法を改正し、09年以降に設置するエレベーターには通常のブレーキ以外に、扉が開いたままの状態でかごが上昇・下降することを防ぐ補助ブレーキの設置を建物所有者に義務付けている。
 だが、事故を起こしたエレベーターは98年設置で、義務化の対象外だった。
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