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練馬区 地域活動支援拠点を設置/専任の担当者がサポートへ/出張所に常駐、情報発信も

 「この辺りには昔、畑があって、練馬大根などを作っていました。肥だめに落ちてしまう子供もいたんですよ」。練馬区南大泉にある住宅街の一角。地域の歴史に詳しい80歳代の男性が30人超の聴衆に語り掛け、笑い声が上がる。
 南大泉5丁目町会の主催で19日に行われた「まち歩きをする会」での一幕だ。傍らでは区職員が真剣な表情でメモを取っている。ジャンパーの背中には「地域活動支援拠点」の文字。この地域のコミュニティー活性化を担う「地域担当者」だ。会の模様をホームページで紹介するため、同行取材を行っている。
 練馬区は10月から、大泉西地域で地域コミュニティー活性化のためのモデル事業をスタートした。大泉西出張所に拠点を開設し、地域担当者として区の正規職員を2人配置。地域の絆を深める取り組みを支援する。こうした事業は全国的にも珍しいという。今年度当初予算に約400万円を計上している。
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