| 混迷・混乱のダブル選挙/投票終了が午後9時近くに 衆議院議員選挙と重なった今回の都知事選挙。いずれの選挙も突然の辞職・解散によるタイトな日程にダブル選挙で、選挙事務を担う現場にとっても難しい選挙執行が強いられた。さらに都議補選が加わった世田谷区、葛飾区、八王子市は「トリプル選」となり、困難を極めた。
「三つの大変さが重なった困難な選挙だった」─。世田谷区選挙管理委員会事務局の好永耕次長は今回の選挙をそう総括した。「急な日程」「トリプル選の選挙規模」に加え、衆院選が5区と6区に分かれる「分区」となる同区。都知事選と都議補選も衆院選に合わせて二つの区で投票・集計する作業が加わり、さらに煩雑となった。都内ではトリプル選と「分区」が重なった唯一の自治体となる。 まず「日程」面では、石原前都知事の突然の辞職を受け、知事選と都議補選の準備を進めてきた中で衆議院が解散。校了していた入場整理券の文面や、投票所・開票所の従事員用の説明資料など、多くの準備作業をやり直す羽目になった。「都政新報・電子版」(http://www.tosei-d.com/)にご登録頂くと全文をお読み頂けます。
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