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築地市場移転は1年延期/土壌汚染対策が難航

 都が14年度に移転を予定していた築地市場の豊洲移転を1年延期することが明らかになった。移転先の豊洲新市場用地の土壌汚染対策が想定以上に時間を要しているのが原因。猪瀬知事は4日の会見で、「東京ガス施設跡の杭などが土中から出ており、もう少し深いところで掘り返す必要がある」と説明し、「移転は15年度になるが、大きな変更ではない」と強調した。
 移転予定地は東京ガス施設跡地で、08年に敷地の土壌から最大で環境基準の4万3千倍の有害化学物質であるベンゼンなどを検出。都は12年度中の完了を目指して対策工事を進めてきた。だが、一部区画で昨年9月、地下10㍍以上の不透水層付近からも基準値超の汚染物質が検出され、当初の予定よりも深い部分での掘削工事など必要になったこともあり、工期を見直す方向で固まった。

 

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