ラムサール条約の登録湿地へ/葛西臨海公園・葛西海浜公園/NPO法人生態教育センター 中村忠昌 東京都の東端に位置する都立葛西臨海公園と葛西海浜公園は、間もなく開園後25年を迎えます。水族園のマグロやペンギンで有名な場所ですが、この地には毎年多くの野鳥が飛来していることをご存じでしょうか? バードサンクチュアリ「鳥類園」 都立葛西臨海公園は面積約80ヘクタール。荒川と旧江戸川に挟まれた海辺の広域公園です。土地区画整理事業により埋め立てられた空間ですが、公園全体に多くの樹木が植栽され、緑豊かな印象を受けます。 そして、公園の東端には「鳥類園」と呼ばれるバードサンクチュアリも造られています。公園の3分の1を占め、二つの大きな池とそれを取り囲むヨシ原や樹林からなる自然環境は、復元された空間とは思えないほどです。 「鳥類園」は完全な聖域(サンクチュアリ)ではなく、来園者が野鳥観察なども楽しめるよう、敷地中央に2階建ての観察施設「ウォッチングセンター」が設置されているほか、観察路や観察小屋なども整備されています。NPO法人生態教育センターでは、2004年度から土・日・祝日の管理運営業務を受託しています。 「都政新報・電子版」(http://www.tosei-d.com/)にご登録頂くと全文をお読み頂けます。
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