| 消滅危機言語/「八丈方言」を伝えていく/八丈町教育委員会 茂手木 清「『八丈語? 消滅危機言語』のリストに加わる」。 2009年2月の新聞に掲載された一つの記事は、八丈島に住む住民にとっては少なからず驚きでした。記事には「ユネスコの調査によれば、日本では沖縄の言葉など8言語が危機のリストに挙がっている」とありました。 昔から話されてきた古里の言葉が、何もしなければ近い将来、消滅してしまうのです。私自身、この記事に驚き、何とか伝え、残す手助けは出来ないかと考えました。 万葉集と同じ使い方 では、消滅の危機にある八丈方言とはどんな言葉なのでしょう。どんな価値があるのでしょう。 一言で言えば、千数百年前の東国(関東周辺)が色濃く残る言葉です。奈良時代に編まれた万葉集の東歌、防人の歌に同じ使い方の言葉があります。「都政新報・電子版」(http://www.tosei-d.com/)にご登録頂くと全文をお読み頂けます。
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