| 東京の宰相~石原都政12年の盛衰<第1部> 職員アンケート(2) 「東京から日本を変える」。99年、こう訴えて都庁に乗り込んだ石原知事。都職員アンケートでは、石原都政の特質や行政運営について、20項目で「はい」「いいえ」の二者択一で評価を聞いた。 このうち、最も都職員の共通認識だったのが、「知事の関心のある分野以外は、役人任せ」という点。88・3%が「はい」と答えた。特に、係長級の94・5%が「はい」と答え、部長級以上(89・4%)、課長級(85・0%)などよりも高い傾向を示した。 別のアングルから、「官僚主導ではなく、政治主導の都政が定着した」と尋ねると、65・7%が「いいえ」と回答。都民的には、知事のカリスマ的なリーダーシップと、強い個性が都政を牽引してきたイメージが強いが、都職員にとっては、一部の施策を除いて官僚主導だったという受け止め方だ。 (続きは本紙でお読み下さい)
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