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退職手当引き下げ/年度途中に駆け込み退職/全国で相次ぎ、影響も

年度途中での退職手当の引き下げを前にした地方公務員の駆け込み退職が全国的な問題となり、学級担任が辞めることで学校現場に影響が出るなどの混乱も生じている。
 問題が表面化した埼玉県などでは元々、国家公務員退職手当法に準じて、条例で年度途中に退職しても、60歳の誕生日を迎えていれば定年退職と同額の手当を受け取ることができることになっていた。今回の年度途中での退職手当引き下げは、一足早い削減ができる反面、結果的に駆け込み退職を出す結果となった。
 都や特別区の状況はどうか。
 都は退職手当引き下げを今月1日から実施したが、従来から年度途中の退職は60歳の誕生日を過ぎていても自己都合による普通退職扱いとしてきた。昨年12月までは普通退職は定年勧奨退職に比べて低い支給率で、早めに辞めると支給額が少なくなることもあり、駆け込み退職はなかったという。
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