| 風化させない~被災地の今/復興を目指して 3・11/第一線で踏ん張る任期付職員 昨年9月から、都の一般任期付職員47人が福島、宮城、岩手の3県で復興支援に当たっている。彼らは土木・建築職のエキスパートだ。平均年齢57・1歳。それぞれの支援地で3月11日を迎える。4人の方に寄稿していただいた。 (編集部)
連夜の「壮行会」で疲れた体にむち打って、6時間の長距離ドライブ後に宿舎となる登米市のアパートに着いたのは、9月16日の午後3時でした。 葛飾区に在職中の前年、大船渡市の震災復興計画策定の業務に参加した時に被災地の職員不足を痛感していたので、東京都の任期付職員採用には迷うことなく応募しました。 私は土地区画整理事業の経験が長いので、志津川市街地で区画整理を計画している南三陸町を希望したのですが、着任時点で区画整理はURに委託されていたため、急務である被災者に安全な住宅を確保する防災集団移転班に配属されました。 南三陸町では集団移転を20地区28団地約1千戸で計画しており、町内を歌津・志津川・戸倉の三地域に分割して事業化を図っています。私はそのうち、山形県と兵庫県内の市町から赴任している若手職員と同年代の宮城県からの派遣職員との4人で、5地区8団地約220戸を計画している戸倉地域を担当しています。「都政新報・電子版」(http://www.tosei-d.com/)にご登録頂くと全文をお読み頂けます。
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