| 巨大星雲の中の2人/手塚治虫×石ノ森章太郎 マンガのちから/東京都現代美術館 会場内には、あのトキワ荘が再現されている。マンガ史上に語り継がれる伝説のアパートである。それをこの時代のありふれた安普請と見る人もいる。だが〝後光〟射す文化史蹟として、まぶしげに眺める人もいるはずだ。 しかし、その先に再現されている、トキワ荘内にあった手塚治虫と石ノ森章太郎の部屋を見ると、誰もが息をのむに違いない。あまりに小さく、何もなく、貧しい。それが今日、クールジャパンの象徴として世界にもてはやされる、マンガ発祥の空間だったのだ。 〝神様〟と言われた手塚治虫。〝王様〟と呼ばれた石ノ森章太郎。2人に共通して贈られた冠辞は〝天才〟。描線も似ていたし、描く技の驚異的スピードでも共通していたという。 都政新報・電子版(http://www.tosei-d.com/)にご登録することで全文をお読みいただけます。Facebookページ(http://www.facebook.com/denshiban.toseishimpo)の「ちょこっとタダ読み」で記事の一部をお読みいただけます。
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