| | 東京最前線／都長期計画、歴代知事の色濃く／一極集中の反省から／リサイクルを看板に／都心回帰で人口増へ／一点突破に嘆きの声 猪瀬知事は７月２６日の記者会見で、２０２３年度を見据えた「新たな長期ビジョン」（仮称）を策定する方針を明らかにした。人口減少社会の到来を迎え、急速に進展する少子高齢化など東京が抱える課題解決に向けて、１０年後の東京の将来像と都政の方向性を示す。これまで歴代の都知事は、自ら掲げる公約や理念を長期計画に反映させ、その時代の東京の目指すべき姿を示してきた。石原都政後半から都政が目標もなく漂流していると言われてきただけに、猪瀬都政が時代の節目でいかなる将来像を掲げていくのかに注目が集まる。過去の都長期計画を振り返ってみた。
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