| イリュージョンの異界へ/「須田一成 凪の片」/12月1日まで東京都写真美術館で開催中 もしも〝正当〟な写真術が、西欧絵画の伝統の上に成り立っているのだとしたら、須田の写真はおそらく、極めて対極的なところに位置しているのだろう。そこには、定規で引いたような遠近法も、画面を厳しく統制する構図感覚も、ほとんど存在していない。 だから逆に、彼の作品は欧米写真マニアの関心を引くのではないか? 恐らく彼らにはこんな写真を撮れないし、撮らないのではないか。展覧会場の観客の様子を見てそんなことを妄想した。 都政新報・電子版(http://www.tosei-d.com/)にご登録することで全文をお読みいただけます。Facebookページ(http://www.facebook.com/denshiban.toseishimpo)の「ちょこっとタダ読み」で記事の一部をお読みいただけます。
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