| なぜ23区で初めての区民版財政白書を発行したのか/新宿から日本を考える会代表 鵜高利行赤ちゃんにも1千万/円の借金 2009年の暮れに、前杉並区長の山田宏氏の講演会を聞く機会があった。氏の話しぶりは自信にあふれ、聞く者は誰しもが圧倒される大変迫力に満ちたものであった。 しかし、語り口以上にその内容に大いに感銘した。氏が区長に就任した当初の杉並の財政は、区債残高が900億円に上り、預金はわずかに20億円という危機的状態であった。9年かけて借金は5分の1に減らし、かつ預金は10倍以上に増やした。行財政改革、リストラを断行してのものであり、それは快挙と言えるだろう。実際に山田氏のように行政のコンパクト化を達成した人がいたことに大変驚いた。 (続きは本紙でご覧下さい)
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