〝人物重視、専門・論文なし〟　評価は／都採用「新方式」／合格者「よく練られた試験」／面接官「本質の見極め困難」

　今年度の都職員採用試験から、１．類Ｂ（大卒程度）に導入された新たな受験方式である「行政」新方式。一般方式とは異なり、政治学や経済学などの専門試
験、論文試験を廃止する代わりにプレゼンテーションやグループワーク、個別面接で人物を重視する。新方式の導入初年度の合格者は、自身の考え方や協調性を
問われるなど「よく練られた試験」と評価したが、面接官は受験生の本質を見抜く難しさを指摘する。来年度、新方式は技術の一部の区分にも拡充され、実施さ
れる。面接官や内定者の声を基に、今回の新方式を振り返る。

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