| 時論政論/認証保育所/認可の補完勢力では魅力不足 「厚生省は、国の役所として全国をカバーしているせいかもしれないが、東京のような大都市におけるケアの実態をそれほど心得ていないので、非常に考え方が保守的だ。それを待っているわけにいかないので、新しい東京ならではの試みを、多少国と衝突してもユーザーのために行っていきたいと思っている」 2000年12月、都議会本会議で、山崎孝明都議(現江東区長)の代表質問に答えた石原知事(当時)の答弁だ。 その年、福祉局は、都独自の認証保育所の創設を予算要求。翌01年度予算に盛り込まれた。石原知事の言葉からは、霞が関を出し抜いてやろうという意欲がうかがえる。保育所の利用者を「ユーザー」と表現したのは、行政お抱えの保育から民間主導の市場主義への転換を感じさせた。 都政新報・電子版(http://www.tosei-d.com/)にご登録することで全文をお読みいただけます。Facebookページ(http://www.facebook.com/denshiban.toseishimpo)の「ちょこっとタダ読み」で記事の一部をお読みいただけます。
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