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風化させない~被災地の今/東北Z―被災地から未来へ/東京都被災地支援宮城県事務所長 松山祐一

 宮城・岩手県の被災地では、高速道路や防潮堤など公共事業が真っ盛りです。災害公営住宅も整備は進められて、2014~15年度にかけて完成のピークとなります。しかし、阪神・淡路大震災に比べ、完成は遅れています。
 その要因としては、平地が少なく宅地造成が必要なこと、相続等土地の権利関係が複雑で用地買収に時間を要すること等が挙げられています。その結果、仮設住宅での生活が3年を超える被災者の方が多くなっています。
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