| 迫る人口減少社会~有識者に聞く(3)/駒崎弘樹 NPO法人フローレンス代表理事/女性の活躍/多様性社会のモデルを 女性の社会進出が進まない要因の一つは、社会進出の前提になるインフラの不足だ。保育所以外にも周辺を支えるサービス、つまり病児保育や夜間保育、休日保育などが不足しているので、多様な働き方に保育が追い付いていない。 待機児問題で言えば、都の待機児は解消できると思っている。来年4月から「子ども・子育て支援新制度」が始まり、待機児を解消するために国が消費税財源から7千億円を投入する。都は国の勢いを減じてはならない。財源が入った分、都が支出してきた部分を相殺せず、上乗せしていかないと待機児解消のスピードは上がらない。
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