| IT人材育成/人事異動で知識に空洞化/「業者に丸投げ」避ける ITの知識を有した職員の育成を目指し、千代田区は今年度から国家資格ITパスポートの取得に対して助成を開始した。各自治体でIT関連業務の外部委託化が進む中、専門的な知識を持った職員が減り、委託事業者の言いなりになってしまうという懸念が持たれているためだ。23区では委託契約に支障がないよう、専門的な知識を有する非常勤職員(CIO補佐)を配置する区が増えているが、正規職員の知識が空洞化すれば、委託事業の内容を区が全く理解していないという状況も起こり得る。
|